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第26回日本組織適合性学会を開催しました。

2017年10月29日

10月27日（金）から29日（日）まで、当教室を大会事務局として、第26回日本組織適合性学会（大会長：一戸辰夫）が開催されました。

本学会は、HLAタイピングを始めとする移植・再生医学、がん免疫療法の基盤を支える検査技術の適正な普及と精度管理などの活動を通じて、社会と国民に貢献することを目指しており、基礎研究者・医師・検査技師など多職種の会員から構成されています。

特別講演には免疫チェックポイント分子の発見により、がん免疫療法の革命をもたらした京都大学の本庶　佑特別教授をはじめとする3名の世界的研究者を国内外から招聘し、中四国地方で本学会が開催されたのは初めてでしたが、全国から300名を超える参加者があり、大変活発な発表と議論が行われました。

大会の最終日には、原爆放射線医科学研究所との共催で、「激甚災害におけるアカデミアの連携と地域復興」をテーマとする市民公開講座を開催し、東日本大震災や熊本地震の経験に学びながら、研究機関や医療機関が被災地の復興に果たすべき役割を再考する貴重な機会を持つことができました。